【必見】サステナビリティとは?企業にとってのメリットや取り組み方を解説

2015年にニューヨークで開催された「国連持続可能な開発サミット」。その中で、採択された持続可能な開発目標、通称SDGs(Susutainable Development Goals)が採択されました。「誰1人取り残さない社会」の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる広範囲な課題に統合的に取り組むことが合意されました。

このような背景から、「サステナビリティ (Sustainability) 」という言葉が世の中に広く浸透し、企業経営等にも取り入れられるようになりました。

 

サステナビリティ (Sustainability)とは

 

 

 サステナビリティ (Sustainability)とは、「持続可能性」または「持続することができる」という意味です。すべての人が利益や経済的合理性だけを求めるのではなく、社会全体に配慮し、社会が持続的に存在し続けられるように活動する必要があることを意味しています。

 では、そのサステナビリティを図るためにはどのようなことが必要なのでしょうか。
その一つの参考となるのが、GRIスタンダードという指標です。

GRIスタンダード

 

GRIスタンダードとは、 GRIスタンダードは、報告主体が経済、環境、社会に与えるインパクト(プラスとマイナスのインパクト、外部に与えるインパクトと外部から受けるインパクトを含む)を報告し、持続可能な発展への貢献を説明するためのフレームワークを提供しています。


GRIスタンダードは、以下の項目から構成されています

「GRI 101: 基礎」 GRIスタンダードの使用方法の説明

「GRI 102: 一般開示事項」 報告組織の背景情報に関する開示事項

「GRI 103: マネジメント手法」 マテリアルな項目に関する組織のマネジメント手法等を報告する際の指針

「GRI 200、300、400シリーズ」 経済、環境、社会についての組織のインパクトに関する開示事項

参照:GRI Standards Japaneseより作成 https://www.globalreporting.org/how-to-use-the-gri-standards/gri-standards-japanese-translations/

 

GRIスタンダード対照表を公開している企業

では、実際に経営にGPIスタンダードを取り入れている企業を3つご紹介します。

オムロン

オムロンでは、「私たちは、「企業は社会の公器である」との基本的考えのもと、企業理念の実践を通じて、持続的な企業価値の向上を目指します。」としてサステナビリティ方針を掲げ、サステナビリティ経営を推進しています。

https://sustainability.omron.com/jp/guide_line/

三菱地所

三菱地所は、「Brethe Ecosystem Engineers 私たちは、立場の異なるあらゆる主体(個人・企業他)が、経済・環境・社会のすべての面で、持続的に共生関係を構築できる場と仕組み(=エコシステム)を、提供する企業(=エンジニアズ)であることを目指します。」というサステナビリティビジジョン2050を掲げて、サステナビリティ経営を推進しています。

 https://www.mec.co.jp/j/sustainability/table-of-contents/gri-index/

AGC

AGCグループでは長期的な社会課題の動向を踏まえ、地球・社会の持続的発展とAGCグループの持続的成長の両立を実現する上で重要となる機会とリスクを特定しています(マテリアリティ)。
これらの重要機会・リスクに基づき、AGCグループの長期経営戦略や各事業戦略、サステナビリティ(非財務)目標を設定し、経済的価値に加えて社会的価値を創出することを目指して事業活動に取り組んでいます。

 https://www.agc.com/csr/gri/index.html

サステナビリティ経営に取り組む3つのメリット

 

① 社会的な評価向上

 サステナビリティに取り組むことで、消費者だけでなく、投資家や国家、取引先、社員などのステークホルダーからの評価向上につながります。これによって、ビジネス推進にポジティブな影響があることが望めます。

②ブランド価値の向上

 これからの時代を担うZ世代をはじめとして、消費者は環境問題や社会問題に大きな関心を持っています。企業がサステナビリティを推進することは、消費者がその企業の取り扱う商品やサービスを購入する動機になります。

③コスト削減 

 事業運営のムダ・ムリ・ムラを無くすことで、環境問題への配慮につながることがあります。それが結果として、経営の効率化につながりコスト削減につながります。

サステナビリティ企業ランキング

 サステナブル・ブランド国際会議2021横浜にて、生活者のSDGs(持続可能な開発目標)に対する企業ブランド調査『Japan Sustainable Brands Index(以下、「JSBI」)』のランキング結果が発表されました。

JSBI 2020 Reportより抜粋 https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2021/JSBI_Report_Ver-1.0.pdf

この表から見て取れるように、トヨタを始め日本を代表する企業が上位に選ばれています。

まとめ

 このように企業におけるサステナビリティ経営の促進は、大きな課題の一つとなっております。皆様の企業でも「環境・社会・経済」の観点から、サステナビリティを推進する活動をぜひ実践してみてください。

 弊社では、既存のBEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)にアドオンするだけで、建物からのCO2排出量が20~40%削減できるAI空調自動制御ソリューションを提供しております。
サステナビリティへの取り組みに寄与するソリューションとなっておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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